詩2「陽」

「陽」


薄く伸びたブルーに、
球の太陽と一筋の飛行機雲があった。
昼下がりの陽は屋根屋根を照らし、
均一に下に向かって影を作っていた。
南方から流れた線の細い風が、
棒っきれの手首に当たり、
砕けて、心地良く全身をつつんだ。
夢でも見ているような気持ちになった。
まるで陽に照らされた痴呆だと思った。