プラネテス、宇宙とつながる漫画:評価の高さに納得

プラネテス(1) (モーニングKC (735))

さいきん、漫画を読むのにハマっていて、

「何かおもしろい漫画はないかしら」と探していたら、

『プラネテス』を発見。

実は、学生の時、2巻まで読んだことはあるのだが、最後まで読んでいなかった。

これまた、めちゃめちゃ評判のよい作品。

早速、全巻読破。



『プラネテス』



宇宙飛行士の話。

時代は2070年代。

人類が宇宙と地球を行き来する時代。

どういう内容なのかは、詳しくはWikipediaを読んでいただきたいのだが、

まぁ、とにかく、スケールが大きい。宇宙ですから。

でもね、人間物語なんだよなぁ。つくづく人間物語。

宇宙にでても、人間は人間。


主人公は宇宙飛行士、星野八郎太。通称「ハチマキ」。


「一人で生きて一人で死ぬのが完成された宇宙船員」を座右の銘としていたが、他人との関係において「愛」を唱える田名部と激しく対立する。



その後、宇宙で働く者が陥りやすい精神的状態、宇宙の広漠さにあてられ自身の存在理由を見失う状態におちいり、自分を見失う。

そして、「一人では生きていけない」という悟りをタナベと関わる中で見いだしていく…。



感想



ボクは宇宙にでたことがないのですが、

もしも広漠な宇宙で何日も過ごすとなったら、きっと八郎太のように、自身の存在理由について悩むだろうな。。。

印象的な箇所は、「すべてはつながっている」というところ。


読んでいて、目からうろこ。

地球すら、宇宙からすれば一部なんだよな。

ボクの日常は、狭いもんだよ。

部屋と会社、以上だよ。どんだけ狭いんだって話。

どんどん狭まっていく視野。

半径5メートルの視野で、何もかもわかったような気がしてしてくる。

そりゃそうだ。半径5メートル内しか見ていないんだから。

でも、地球、否、広漠な宇宙の中に、本来、自分はいるんだよな。そもそも。

半径何メートルとか、宇宙はそんなレベルじゃない。測れない。無限に広がっている。

そんな中で、自分は生きているんだ。

でも、だからといって、「人間がちっぽけ」という、有り体な話ではない。

宇宙空間に投げ出されたとき、どうだろう?

とんでもなく孤独だろう。さびしいだろう。

そして、『人とつながる』ことを強く意識するだろう。

「人は、独りじゃ生きられないのかもしれない」って。

で、この漫画で云われているのは、

「地球上も、宇宙の一部なんだよ」ってこと、

「地球上にいるということもまた、宇宙空間に投げ出されている」、ということ。

宇宙だろうが地球だろうが、人間はとんでもなく孤独で、

したがって、宇宙だろうが地球だろうが、「人とのつながり」が必要じゃないか?って。

『愛』という言葉が空々しく聞こえてしまう地球上だけど、

きっと宇宙に出れば、「やっぱ『愛』だな」って思うのかもしれない。いや、きっとそうだろうな…。


プラネテス、めちゃくちゃおもしろかったです。

ほんと、読んでよかった。

おすすめだよ。10年以上前の漫画を、なにをいまさらって感じだけど。

ちなみにアニメもあるらしく、これまた評判がいい。

機会あれば、アニメも見てみたい。

それではまた!