『ワイドナショー』が面白い理由を考えてみた。


本格的に寒くなってきましたね。

ところで。どうでもよいハナシなんですけど、“毎週欠かさずみているテレビ番組”ってありますか?

ボクね、いっこだけあって。これだけは毎週みてるんですよ。

『ワイドナショー』って知ってます?

フジテレビで、日曜の朝10時からやってる1時間の番組。

松本人志さん、東野幸治さんがでてる番組で、ワイドショーやニュースについて、芸能人がいろいろとしゃべる、トークバラエティ番組。

ボク、毎週欠かさずみてます。番組が始まってから、今まで一度も見逃したことがない。ぜんぶみてる。(録画ではあるけども)

「だからなんなんだよ?」って話なんですけど、おもしろいんですよ、この番組。

ちょっとそのへんについて、書いてみる。


松本人志を中心に、“なるべく本音、できるだけ正直に”



いや、個人的にね、松本人志が好きっていうのもあります。

ガキの使いのトークをみて、何度元気をもらったか。まさに日曜日よりの使者。『大日本人』は好きな映画のひとつです。

個人的にファンであるから、というのもあるけど、なんかね、ふつうの芸人さんとはやっぱ違うところがあって。

「これを言ったら怒られる」とか「これを言ったら好感度があがる」とか、そういうことを気にしているように見えない。世間の目を気にしながらコメントをしているように見えない。

『ワイドナショー』では、政治、経済、国際情勢など、けっこう深いニュースも取り扱ったりする。その場合でも、笑いを織り交ぜながら、自分の正直な意見を述べている。取り繕った、無難な意見で逃げようとしていない。

こんなの当たり前のことだと思う。ボクが言うまでもない。が、これ、とても難しいことだと思う。

ボクのような一般人が、友達や職場といった小さなコミュニティの中で「正直に意見を述べる」のと、何百人が見ているテレビで「正直に意見を述べる」のは雲泥の差がある。
影響力、波及範囲を考えると、そうそう簡単に言えるもんじゃない。

また、テレビに出る仕事は、人気商売みたいなものだから、ついつい、世間の目を気にしてしまうだろう。

「テレビにでると、なかなかうまく本音が言えない」、これが普通だと思うんです。「テレビで堂々と正直に自分の意見を言える」ほうが、ちょっと異常なわけです。

『ワイドナショー』が好きな理由のひとつとして、松本人志を中心に、出演者が“思っていることを、極力、はっきりと、正直に言っている”、というのがある。


松本人志が先陣を切って自分の本音を述べるので、他の出演者もまた、それに引っ張られて本音を述べているようにみえる。“本音のでやすい環境”ができているように思う。

もちろん、こんなもんはボクの印象であって、本当にそうかはわからない。が、他のワイドショーやニュース番組は、なんというか、世間の目を気にしながらコメントしているように見えるときがあって、そういったのが『ワイドナショー』は比較的少ないように思うんですね。


東野幸治の、“軽快でスムーズな司会進行”


『ワイドナショー』を見るまで、東野幸治さんにそこまで強い興味がなかったんです。注目して見る、ということがなかった。

ところが、『ワイドナショー』をみるようになって、見方が180度かわった。

東野さん、司会がうまい!むちゃくちゃうまい!

「いやいや…しゃべりのプロなんだから、当たり前」なのかもしれないけど、それにしたって、すごいなぁと。大手TV局アナウンサー、顔負けなんじゃないだろうか。すごく流暢なしゃべりで、コメンテーターに意見を求め、軽快に受け答えをしている。

また、事前にある程度勉強しているのか、はたまた打ち合わせをしているのかは知りませんが、質問に対する受け答えが本当に早くて、尚且つ、“わかりやすく”ニュースの説明をしてくれる。「ニュースを読み上げる」とか、東野幸治さんにそんなイメージなかっただけに、意外で新鮮ですよ、これは。

あとね、当然だけど、司会として中立的な立場をしっかりと守っている。偏った意見を述べないし、また、偏った意見が出ると、バランスをとるようにその逆の意見も挙げる。

東野幸治さんの司会進行スキルがとにかく図抜けているんですよ、いやほんとに。いっぺん見てみてください。


かたくるしくないニュース番組



こむずかしいニュース番組とか、あまり見ないんですねボク。ニュースステーションですら見ない。見るのが苦手なんですね…。

「ダメだなぁ」と自分でも思うんですけど、政治経済とか、勉強してこなかったものだから、あまり興味が持てなかったり、理解ができなかったり…。

「じゃあ勉強せぇよ、いい大人なんだから」って、まったく仰るとおりなんですけど、どうも興味が持てないんです。なんでか…。

『ワイドナショー』は、そういった、こむずかしいニュース番組ではないんです。

『ワイドナショー』という番組は、そのタイトルからも想像できるように、基本、“ワイドショー”番組なんですよ。
芸能人のスキャンダルとか、日常の些事とか、そういった話題が中心の番組なんです。

ワイドショー、下世話な話題が、なんだかんだ面白かったりするんですね。会ったこともないタレントさんの情事とか、まったく下品なんですけど、ついつい釣られて見てしまう。

で、そういった下世話なワイドショーの中に、いわば、チャーハンの中にきざんだピーマンを入れるように、ちょっとかたくるしいマジメなニュースをいれてるんですよ、この番組は。

マジメなニュースよりも、かたくるしくないワイドショーのほうが番組の半分以上を占めていて、この配分が実にうまくっていると思うんです。
この調合、配分がすばらしくって、気づかないうちに、いつの間にか、深刻な国際情勢の話題とかを聞き入っている自分がいるんですね…。

また、“専門家が主役じゃない”、という要素も見逃してはいけない。

メインとなるコメンテーターは、専門的知識をもっていないふつうの芸能人です。作家や評論家も登場するけれど、その分野の専門家かといえば、そうじゃない。つまり、“プロ”が主役じゃないんですよ、この番組は。(司会進行もプロのアナウンサーじゃなくて東野さんだし。)

解説のフォローとして、犬塚弁護士といったプロが登場することもあるけど、あくまでそれは“フォロー”であって、決して“主役”じゃない。門外漢の連中が、自分の頭で考えて意見を述べるというのがメインの構成。

ひとつのニュースに対し、「専門的な知識を提供します、教えます」といった学習番組ではない。また、議論によって解を導くような討論番組でもない。門外漢、畑違いの方々が、素人であっても“思っていること”を番組内で率先してしゃべることで、「補助的に解説や知識の提供はするけれど、あとは自分の頭で考えてくださいね」という構成になっている。

深堀りはしない、ニュースという素材を提供してくれるだけで、まぁ、無責任っちゃ無責任なんだけど、だからこそ、気軽に見れる。肩に力が入ることなんて無い。

以上のことから、『ワイドナショー』は非常にゆるくて、かたくるしくないニュース番組となっていて、ボクみたいな、普段、ニュースに関心のない人間でも、スッと入っていけるんです、はい。


★★★

特定のテレビ番組について書くというのは、なんだか書いてて恥ずかしかったのですが、ここまで継続的にみている番組もあまりないものですから、思い切りよく書いてみました。

先輩は何かみているテレビ番組などはあるのでしょうか?それとも「テレビなんてみないよ」って、あのときと同じように言うのでしょうか。ちょっと寂しい気もします。

でも、またよかったらきてくださいね。@ryotaismでした。