牛丼屋でサービスを求めるのはいかがなものか



先日。某牛丼屋に行って。

ボクのとなりに、50代くらいの男性が座ってて――。

で、店員さん、その男性に牛丼をもってきた。

『ドンッ!』と、ちょっと荒っぽくテーブルの上においた。

すると、その男性、怒ったんです。

『お前、もっと丁寧に運べ!!』
って。怒ったんです。

ボク、となりにいたんですけど、びっくりして。

たしかにその店員さん(おそらく学生さんかな)「もうちょっとゆっくりテーブルにおいてもよかったんじゃないか」、とは思うけど、いや、でも、なんか違うんじゃないかって。

その牛丼屋さん、まぁ、安いですよ。みなさんご存知だと思いますが。

で、その料金っていうのは、サービス料も込みなんですよ。たぶん。

サービス料込み――というか、サービス料を削って、牛丼一杯がその値段になっているんですよ。

だから、格安で提供できるんだと思うんです(ボクの気持ちとしては、そう思う)。

格安の牛丼屋さんでサービスを求めるのって、なんか違わないかって。

そりゃあね、ボクも思うとき、ありますよ。『何でどんぶり茶碗の底、ヌルヌルしてんだろ…ここ、直接触るから、キレイにしてほしいんだよな…』って、思うときありますよ。でも、それは言っちゃいかんよな、って。だって、サービス料込みで牛丼一杯がこの値段なんだから。お門違い。

もちろん、そんなこと、客からすりゃ知ったこっちゃないのだけど。

また、“接客”の話だから、線引きが難しいところですけども。

でも、暗黙の了解というか、なんていうか、ね。店員さん、たいへんですよ。



余談ですけども。

ボク、いちばん最初に勤めた会社が、料亭屋さんだったんですけど。

値段、ちょっと高くて。ランチ3,000円とか、コース1万5千円とか。

で、ボク、そこで教わったのが、『この料金の中には、接客料・サービス料金も含まれているんだ』って。

だから、料理ひとつ運ぶにしても、席に案内するにしても、「ありがとうございます」のお辞儀にしても、『ちゃんとやれ』って。それ、お客さんが払ってくれる料金に含まれているから、って。

そういう環境で仕事を教わったから、というのもある。

そうじゃなかったら、「接客なんだからちゃんとやれ」「接客とはそういうものだ」って、思ってたかもしれないなぁ。

という感じで、牛丼屋で思ったことでした。

ではまた。@ryotaismでした。