『自我同一性の拡散』というのがあって、
昨今の“新型うつ”とか、“真面目系クズ”にも、そこそこ関連してて、これはチェックだなと思って。(「アイデンティティ拡散症候群」と言ったりもするそう)

要は、どっかで青年期にこじれちゃって…という話で、モラトリアムとか、まぁそういう類の話ですね。おそらく。

ネットで適当に調べてみた。以下を順に。

【自我同一性の拡散】
【同一性拡散の問題】
【アパシー】


【自我同一性の拡散】


特徴としては以下の7項目があるそうです。

1.時間的展望の拡散
2.自意識過剰
3.否定的同一性
4.勤勉性の拡散
5.親密さの問題
6.権威の拡散
7.理想の拡散

それぞれの詳細は下記リンクを。

II-5 青年期の課題: http://bit.ly/VLjdzW


【同一性拡散の問題】


自我同一性がうまく達成されないと、「自分が何者なのか、何をしたいのかわからない」という同一性拡散の危機に陥る。

同一性拡散のあらわれとして、エリクソンは、対人的かかわりの失調(対人不安)、否定的同一性の選択(非行)、選択の回避と麻痺(アパシー)などをあげている。

またこの時期は精神病や神経症が発症する頃として知られており、同一性拡散の結果として、これらの病理が表面に出てくる事もある。

自我同一性は青年期だけの問題ではなく、中年期や老年期において何度も繰り返して再構築されるものなので、上手く行けばアイデンティティは構築されたまま人は過ごす事が出来るが、上手く行かない人は人生において何度もこの同一性拡散を経験して、二次的に精神病理にまで落ち込んだり、人生の停滞を経験する事となる。


【アパシー】


アパシーとは、青年期に多くみられる無気力・無関心な状態のこと。
ギリシア語で「感情の欠如」を意味する言葉、apatheiaが語源。

アパシーになった人は仕事や勉強など本来すべきことにはやる気が出ないが、交遊関係や趣味に関しては意欲を発揮するという点で、生活全般に対する無気力・無関心を示すうつ病とは異なる。

また、うつ病はしばしば睡眠障害を伴うのに対し、アパシーの場合、昼夜逆転生活になっても睡眠はとることができる。

特に大学生にみられる慢性化した無気力状態をスチューデント・アパシーという。
この状態の学生は授業に出なくなって留年を繰り返したり、中途退学に至ることもある。


[参考]
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・II-5 青年期の課題: http://bit.ly/VLjdzW
・自己同一性 - Wikipedia: http://bit.ly/SE4fRo
・アパシー とは - コトバンク: http://bit.ly/R1KEZx
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