ウェブレター

ひさしぶり。元気にしてる?
先日、友達の、ベテランひきこもり系ニートくんといっしょに、履歴書を書いてきたよ。
ひとりで履歴書を書くの、つまんないなって思って。
で、その友達なんだけど、履歴欄に「ネトゲ廃神」としか書けなくて、
えらく困った表情をしててさ、とてもおもしろかったよ、これが。
何回か、「師匠、気をたしかに!こんなもん紙切れですから!!」って励ましたよ。
まったく、ぜんぜん師匠じゃないよね。
でもおもしろかった。
彼、「自己PR欄」にさ、あまりにも書くことがないから、
「コミュニケーション能力でいいんじゃない?」って。
事実、彼の「チャット能力」はとんでもないからね。
すぐに友達になっちゃうんだから。すごいよね。
あれ?ニートとか、ネットゲームとか、キミは知らないか。最近流行っているんだよ、こっちでは。
ま、そういうわけでさ、あいかわらずだよ、ボクは。
キミと出会った時から、ボクは何も成長していない。
もし、もう一度キミと会えるなら、まったく同じ自分を、キミに見せることができるよ。
あ、そうだ。
もう一人友人がいてさ、いっしょにネットラジオを始めたんだ。
『音楽好きと音楽嫌いによる音楽の話』っていうタイトルで。
昨日、その第四回を録音したよ。
よかったら聴いてみてよ。
『音楽好きと音楽嫌いによる音楽の話』
【Youtubeチャンネル】http://www.youtube.com/user/music2talk
ちょっと、距離が距離だから、聞こえにくかもしれない。
ダメもとで、音量をあげてみてよ。もし聞こえたらうれしい。
でもさ、
あのときと同じように、キミは言うのかな。
「フクモリの表現は、いつも自己満足だよね。ワタシ、つまらないよ」って。
ボクはあのとき、
「なにもやっていないのに、なにかをやっている人を批判する資格なんてない」と言った。
ボクはなんでキミにそんなことを言ってしまったのか、ひどく後悔しているよ。
だって、「なにもやっていない」のはボクのほうだったから。
自分のために「なにかをやっていた」ボクは、キミのために「なにもやっていなかった」。
ボク一人だけが、いつも感動していた。
キミといるのに、ボク一人だけが、いつも幸せだと思っていた。
ボクひとりだけが楽しんでいた。
それは、決して、「なにかをやっている」とは言わないよね。
むしろ、「なにもやっていない」と言うんだよ。
“なにもやっていなかった”。
…ああ、馬鹿すぎる。
「ボクは変わらなければならない」と思った。
急には無理だけど、少しずつ「自分だけではない表現」に向かおうと思った。
『夏の駄駄』っていう小説を書いた。まぁよかったら読んでみてよ。
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きっと伝わるものがあるよ。そう信じている。
・・・
文章が長くなった。ボクの悪いクセだ。
またメールしていいかな?
いや、やっぱりやめておく。
返事がかえってこないと、落ち込んでしまうから(笑)
だから遠くで応援してるよ。これからも。
そもそも、キミの住んでいるところは、メールもインターネットもつながっていないし。ユーチューブもアマゾンもない。
んー、
キミのいるところが地獄ならわかるけどさ、天国なんだから、インターネットくらいつないでてほしいよね。
じゃあ、そろそろ別の小説を書き始めます。
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『音楽好きと音楽嫌いによる音楽の話』
【Youtubeチャンネル】http://www.youtube.com/user/music2talk