『蹴りたい背中』『インストール』:綿矢りさ
『蹴りたい背中』『インストール』
Twitter:つぶやき
“誰かとしゃべりながら歩いているよりも一人で黙りこくって歩いている方が集中力が増すはずなのに、どうしてあの子たちより私の方が不注意なんだろう。私は見ているようで見ていないのだ。” :綿矢りさ『蹴りたい背中』 twitpic.com/9uw4cu
— リョウタ.Fmoriさん (@ryotaism) 6月 10, 2012
「視点」がおもしろい小説。“鋭い”とか“斬新”とかじゃなくて、「共感」のできる視点。教室の隅っこなど、孤立することによって研ぎ澄まされた五感。けれどもそんな研ぎ澄まされた五感は、みえているようで、近いところがくっきり見えているだけの、近視的なもの。
— リョウタ.Fmoriさん (@ryotaism) 6月 10, 2012
他人の愛想笑いや演技に敏感で、人間関係が需要と供給で成り立っているようにみえることが思春期にはあって。一見強気だが内実は臆病な人間のひねくれた視点といってしまえばそれまでだが、安っぽい通俗的な青春を、自己肯定の思いも込めて『蹴りたい』。そんな心情。
— リョウタ.Fmoriさん (@ryotaism) 6月 10, 2012
“毎日沢山の人達と流れるようにチャットして、どんどん無感覚になってきて、それで突然こういうふうに流れを止める人に会うと、ああ、僕って人間を相手にしてたって気づいてしまいますよね。それに戸惑ってしまうんですよね。” 綿矢りさ『インストール』 twitter.com/ryotaism/statu…
— リョウタ.Fmoriさん (@ryotaism) 6月 10, 2012
間髪入れずに通しで『インストール』を読んだが、面白くなかったな…。語調は美しいけれどそれが裏目に出て。読みやすさのみが際立って、さらっと読み終えた後に何も残らないパターン。文学への期待値に対し肩すかしを食らわす、久しぶりにカウンターをもらった。すっきりしたといえばすっきりした。
— リョウタ.Fmoriさん (@ryotaism) 6月 10, 2012
『蹴りたい背中』は文章がすうっと心に入ってきてとてもおもしろかった。『インストール』はすうっと抜けていった。
— リョウタ.Fmoriさん (@ryotaism) 6月 10, 2012
読みました。
当時ニュースにもなっていたし、『蹴りたい背中』は127万部売れたし、有名なので説明不要でしょう。
といっても、私は読んだことがなかったので、よし読んでみようと。
『蹴りたい背中』は大変面白かったです。
『インストール』は微妙でした。
