ソーシャルハラスメントを経験して

「ソーシャルハラスメント」という言葉がありますが、
ボクは実際、前職でそれを経験しました。
ソーシャルハラスメント(ソーハラ)
ソーシャルメディアハラスメント
別名:ソーハラ
ソーシャルメディアハラスメントとは、Facebookに代表されるソーシャルメディアを通じて行われるハラスメント行為のことである。
特に、ソーシャルメディアに職場関係が持ち込まれてトラブルやストレスの元になっている状況を指すことが多い。
ソーシャルメディアハラスメントの典型例として、Facebookのような実名登録制のSNSで上司に友達申請され、SNS上で上司に気を使わなくてはならなくなる、というような状況を挙げることができる。
いいね!ボタンを押すなどしてやたらと押して絡んできたり、自分に絡んでほしいと要求してきたりして気疲れの元になる。
申請されればむげに断るわけにもいかず、アンフレンドするわけにもいかない。
[引用]:ソーシャルメディアハラスメントとは 「ソーハラ」(IT用語辞典バイナリ)
「こんな子供じみたことある!?」って、思うじゃないですか。
ボクもそう思いますよ。
でも、実際あるんですね。
ツイッターとかでもあるんでしょうけど、
今回はFacebookを中心にして話をすすめますよ。
ストレスだったFacebook

2パターンあると思うんです。
- プライベートでのストレス
- 仕事でのストレス
順に書いていきますね。
プライベートでのストレス
まず、「プライベートでのストレス」なんだけど、
よく言われるのがさ、
「上司からの友達申請が断りにくい…」
「プライベートと仕事はわけたいのに…」
というやつで。
上司がFacebookを使ってて、「友達申請」がくるんだね。
「Facebookやってる?じゃあ友達申請しとくよ!」みたいな感じで。
で、しぶしぶ承認したらしたで、面倒なことになる、と。
- 上司の書き込みを読まないといけない
- 上司に自分の書き込みをみられる
とかね、
自由なプライベートスペースであったFacebookが、なんか、不自由になっちゃうと…。
ボクはこれに関しては、けっこうさばさばしてて、
「断ったらいいじゃん?」としか思わんのですよ、ええ。
「Facebookやってないんで!」、つって、断る。
「やれよ」と言われても、「興味ないんで」と断る。
これくらいの「NO」は言えなきゃマズイと思うんです。
別に嫌われたっていいですよ、ええ、全然かまわんです。
仕事でのストレス

で、問題なのはね、2番目、仕事でのストレス、
つまり、「会社でのFacebook利用」なんだよな。
これがめんどうなんだ。
「部署ごとにFacebookグループがあって、
そこで仕事の情報共有しているから、フクモリくんも登録しなさい」って。
「えっ!?まじっすか!?」って思ったよ。
まぁ、その日の売上とか、日報みたいなこと、業界の新しい情報とかをね、「そこに書き込め!」って言うんですよ。
もちろんね、非公開設定ではあるよ、
でもね、なんの関係もない一企業のFacebookに、そういうのを書き込むことに、ボクは抵抗あったんですよ。
で、さっきボクは「断ったらいいじゃん?」って書いたけど、
これは「断れない」んですよね。
仕事ですから。「会社」でやってることだから。
それに背くと、
「一人の上司」に対してではなく、「会社の運営」に背くことになる。
だから、断れない、つか、強制的にやることになる。
仕事の一環ですから。
でさ、もういっこあるんだけど。
Facebookって基本、「自分でもてるアカウントは一つだけ」っていう規約があるんすよ。
そりゃそうだよね、
本名登録が条件で、自分と同じ人がふたりいちゃダメですよね。
本名で「別アカウント」を作っちゃ、Facebookを利用させてもらっているのに、迷惑をかける。
まさかそこでね、
「いいよ、別アカ作っちゃって」って、そりゃあ、Facebookを利用させてもらっているのに、おかしいだろって。
つまり、
「自分がプライベートで使っているFacebookアカウントを登録する」のが、まぁ、前提なんすよ。
で、そんなこんなでグループに登録して、
毎朝毎朝、朝礼で言われるわけっすよ。
「おまえ、昨日Facebookの書き込み見たか?」
「はい、見ました」
「見たら『イイね』しろよ。それと、毎日書き込めよ」
あと、
「昨日、常務が書き込んでたのに、なんでおまえ『イイね』してないんだよ」とかね。怒られるんすよ。
ストレスだったねぇ。。。
いや、確かに機能的だと思いますよ。情報共有できて、うん。
でも、「毎日、仕事終わって帰宅して、Facebook画面を開いて、書き込んで、イイねする」、
それって、んー、、、なんか、「余計な仕事」だな、って思ってしまって。
まぁ、それはいいっちゃいいんだけど、
毎朝それをチェックされるのが、だるかった。
「ちゃんとFacebookをみてるかどうか」のチェックは、別によくないっすかって。子供じゃないんだから。
見たいときにちゃんと見てるし、別に「イイね」する必要もないんじゃないか。いちいち監視しなくていいでしょって。
余計な仕事だな、と。
(あ、このへん関してはソーハラじゃないね。厳密には。たんに仕事の話だね。)
……まぁ、向き不向きあんのかね。
とにかく、ボクは苦手だった。
***
ボクはその後、その会社を退職した。
余談だけど、ボロカス言われたよ。辞めるとき。
「会社や仕事が悪いんじゃない。おまえは逃げたんだよ」って。
おっしゃるとおりで(-_-;)
