ファン心理とは何か?ライブに人が来ない本当の理由
おい、どした?
「『ファン心理』ってなんやねん(´・ω・`)?」
じゃ、今から書くよ。
批判とか、するんじゃないよ!ぜったいだよ!
「ファンになる」とはどういうことか?
じゃ、そうだな~。
いろんなファンがいるけど、
今日はわかりやすく、「ミュージシャンの『ファン』」に設定するよ。
じゃ、いきなり結論いうよ。
『そのミュージシャンの音源をきっかけに、
そのミュージシャン自身を好きになること』
これが、「ファンになる」ということだよ。
じゃあ、そのことを順番に書いていくね。
最初はね、
そのミュージシャンの歌が好きなんだよ。
「あ、いい歌うたってるなー」って。
それが、最初のきっかけなんだね。うん。
で、そこから、
その歌をうたっている人に、だんだんと興味を持ち始めるんだね。
「この人、どういう人なんだろう??」って、気になり始める。
その人の考え方とか、パフォーマンスとか、言動、キャラクター、ファッションとか、
そういうのに目がいくようになるんだね。
で、「歌」だけじゃなく、「そのミュージシャン自身」を好きになっていく。
「この人の考え方が好きだー!」「ファッションかっこいい!」
とかね。
この状態になったら、つまり、
歌をきっかけに、その「ミュージシャン自身」が好きになったら、
これが、「ファンになる」「ファンになった」っていうこと、なんだね。
つまり、「ミュージシャンがファンを増やす」っていうことは、
- まず、魅力的な「音源」をつくって、見つけてもらう
- そして最終的に、「自分自身」に興味をもってもらう
ってことだね。
まず「音源」⇒さいご「自分自身」に興味をもってもらう
まぁ、「自分自身」⇒「音源」という逆パターンもあるよ。あんまりないけど。
ボクがいちばん言いたいのはさ、
「音源」だけじゃなく、「自分自身」にも興味をもってもらって、
そこではじめて、「ファンがひとり増えた」ってことね。
「魅力的な音源」を作ってても、
「その人自身」に魅力がなかったら、だれもファンにはなってくれないよ。
それは「歌に興味がある」っていう、その程度で終わってしまうんだ。
恋愛でいうと、「いい人どまり」ってやつ。
「ファンが多いんだー」って、キミは言うけどさ、
それはファンではなく、キミの歌に「興味がある」っていう、その程度で、
恋愛に発展しない、「いい人どまり」に思われているだけ。それはファンではないんだ。
ちなみに、
「いい歌を作る」=「自分自身の魅力」に繋がる、これはちょっと違うよ。
「ファンではないけれど、まぁまぁ歌が好きでなんとなく聴いているアーティスト」、いるでしょ?iPodみてみなよ。いるでしょ。
これは、「歌は魅力的なんだけど、その人自身に自分はあまり魅力を感じていない」、そういうアーティストなんだね。
「いい歌」を作っていても、その人のファンにはなれないのは、「その人自身」に魅力が足りないからだね。
「いい歌」と「その人自身の魅力」は、ちょっと別物なんだ。
「その人自身の魅力」っていうのは、
ファッションとか、MCとか、パフォーマンスとか、
対話力とか、目つき・表情とか、熱い生き様とか、
一貫した歌をうたうことで、歌から遊離した思想とか、
「音楽表現から離れたところ」に、その人自身の魅力がある。これ、身につけなきゃね、うん。
「ライブに行く」のはファンだけ
この前さ、ボク、ネットラジオやってるんだけど、
「どうやったらライブに人がいくんだろう?」っていう話をしてて。
あ、これね↓
第八回「渋谷屋根裏の営業終了にともなって」
http://youtu.be/PYok2dswAU4
このあと、ちょっと考えてみたんだ。
当たり前のことだけど、
「ライブに足を運ぶ人」は「ファン」だけ。
ファン以外、つまり、「ちょっと興味がある程度」だとわざわざライブには行かないよ、ってこと。
そうだな、いっぺん、客側の立場で考えよっか。
「ファンがライブに行く」って、どういうことだと思う?
「は? そんなもん、『その人の歌を聴きに行く』ってことに決まってんでしょうが!」
うん、そうだね。ごめんごめん。
たしかにキミは魅力的な音楽を作っているね。
でも、キミのライブには人が来ない。
それは、先ほどのことをいうと、
「キミの歌には興味があるけど、キミ自身には興味がない」ってことなんだ。
ライブに行くのは「キミ自身に興味がある」ファンだけ。
「いい人どまり」では、ライブには来てくれない。
ライブに行くファン心理
「ファンがライブに行く」
そんときの「ファン心理」ってどういうものか?
それはね、その人の「歌を聴きに行く」というより、
その人に「会いに行く」という感覚なんだ。
つっこんでいうとね、
「歌を聴きに行く」という理由だけではライブには行かない。
その程度だと、「めんどくさい」という気持ちのほうが強いんだ。
「ファンがライブに行く」っていうのはね、
「歌を聴きに行く」んじゃなく、「ミュージシャンに会いに行く」ということ。その感覚。
ライブに行くのは、「聴く」じゃなくて、「会う」。これがファン心理。
ミュージシャン側でいうと、
ライブは、「聴いてもらう」じゃなくて、「会ってもらう」ってこと。
じゃあ、「会ってもらう」にはどうするか?
魅力的な音楽だけじゃなく、
自分自身が魅力的じゃないと、会ってもらえないよね?会いに来てくれないよね?
そのミュージシャンが魅力的だと、「会いに行こう」「会いたい」って思う。
で、ライブに行く。ライブに来てくれる。
復習だけど、ライブに来るのは「ファンだけ」。
「ファン」とは、
『音源だけじゃなく、ミュージシャン自身に興味がある人』のこと、
そして、その人自身に興味があるから、『会いたくなる』、
で、ライブに行く。
歌に興味をもってもらっている、それだけだとライブには来てくれない。
自分がつくる「音源の魅力」、そして「自分自身の魅力」、
ふたつの魅力がミュージシャンには必要、ライブの動員には必要。
・・・いや、もっといえばね、残酷な話だけど、
たしょう楽曲がダメでも、本人に魅力があれば、ライブには人が入る。
歌はまったくダメダメでも、
たとえば
「イケメンの歌い手」
「カワ(・∀・)イイ!!歌い手」
こういう人には、ライブに人が集まったりするよね…?
「ライブに行く」っていうのは、「歌を聴く」というより、「会いに行く」という感覚が「第一」のものだから。
キミに会いたくなる、ライブに行きたくなるような、
キミ自身に何か魅力があれば、「ライブに行くよ」ってこと。
***
長くなった。ごめん。
じゃあまたね。
え?
「肝心の『ミュージシャン自身の魅力』が抽象的でわかりにくいんだよ」って?
それはまた書くよ。たぶん。
今日はもう眠いから寝る。おやすみ。キミも早く寝なよ。
以上、@ryotaismでした。