以前、次の記事を書きました。




要は、「やりたいことがみつからないこと」について書いています。

一方で、「やりたいことがありすぎる」、そんな場合があります。

今回はそのことについて書きたいと思います。

以下、私の暴論なので、「コイツ、マジ滑稽だな」と嘲笑しながら読んでやってください。



増え続ける「やりたいこと」



「やりたいことがたくさんあります」

好奇心旺盛で、いいことだと思います。

でも、最近、思うんです。

「やっぱ、人生って有限だよな」って。




「やりたいこと」を全部やってたら、キリがないんですよね。

ひとつを遂げても、また別の「やりたいこと」ができて、終わりが来ない。

「やりたいこと」が一生続く。

やりたいことがありすぎると、目の前の「やりたいこと」に追われる人生となってしまう。


「あ~忙しい忙しい!」って、目の前の仕事に追われて、時間があっという間に過ぎて、振り返ってみると、なんにもやってなかった。なにも残っていない。

「やりたいこと」がありすぎる、これはこれで考えものです。

無尽蔵に増え続ける「やりたいこと」を延々と処理する、一向にその終わりはみえてこない。

心の中で、こう思っています。

「まぁ…『やりたいこと』ではあるけど、はたして、これでいいのか?満足感はあるけど、達成感がない

なぜこのように感じてしまうのか。

『やりたいこと』以上の、『やらなければならないこと』が本人の中にあるからです。

そして、こう思うのです。

「これらは『やりたいこと』ではある。が、『やらなければならないこと』ではない」、と。



「やらなければならないこと」



「やりたいこと」と「やらなければならないこと」、

どちらのほうが優先度が高いかって、そりゃ後者だと思います。

ところが、「やらなければならないこと」というのは、後回しになりがちです。

それが重要なタスクであればあるほど、課題が大きいものですから、ついつい敬遠してしまう、と。

要は、「やらなければならないこと」のほうが、しんどいんですよね。

距離感で考えてみると、

「やりたいこと」は目の前にあり、「やらなければならないこと」は遠くにある。

「目の前」のことばかりこなしていると、「遠く」がみえません。

言い換えれば、「目の前」だけをみていれば、「遠く」を見なくて済むということです。

目の前の「やりたいこと」をやっていれいば、遠くの「やらなければならないこと」を考えなくて済む、先延ばしにすることができる。

「やりたいこと」が増産される背景には、こういったことがあげられます。


しかし本来、「やりたいこと」のほうが、実は後回しにできる。

「やりたいこと」の大半は、「いつだってできること」だったりします。

それを先にやっている、今やっている。

今、やるべきことは、『やりたいこと』ではなく、『やらなければならないこと』ではないか。

「やりたいこと」の大半は後回しにできる、後からでもできるんです。


また、「やりたいこと」は満足感を得られますが、「やらなければならないこと」は達成感を得られます。

求めるものは、一時的な『満足感』を積み重ねることではなく、何かを成し遂げたという恒久的な『達成感』なのではないでしょうか?


だからこそ、「やりたいこと」を行い続けていても、なにか
物足りないのではないでしょうか。



「やらないこと」リスト



「『やりたいこと』リストを作成するより、『やらないこと』リストを作成しよう!」

ライフハック系の記事でしつこく言われていることです。

そうすることで、「やらなければならないこと」に取り組めるんだ、と。

最近、この意味が少しわかるようになりました。

若いうちは、「やりたいことがあるなら、それを全部やればいい!」と思っていましたが、

どうやら、「やりたいこと」がいつまでたっても尽きない、終わらない。

後から後から「やりたいこと」があらわれて、いつまでたっても「やらなければならないこと」に取り掛かれない。


あるいは、「やらなければならないこと」から目をそむけようとして、目の前の「やりたいこと」ばかり行なっている。

いずれにせよ、「やりたいこと」が「やらなければならないこと」を先延ばしにしている状況です。


ゆえに、「『やらないこと』リストを作成しよう」、そんな話に至るのですが、これはこれで難しい。

「やらないこと」の多くが、「やりたいこと」だからです。

「やりたいこと」であるから、やってしまうのです。

やめようにも、なかなかやめられるものではない。

が、「やりたいこと」をやめなければ、「やらなければならないこと」には取り掛かれません。


「やらないこと」リストとは、ほぼイコールで「やりたいこと」リストになる。

したがって、「やりたいこと」リストを作成し、それらを「やらない」ようにすることが、「やらなければならないこと」へと近づけるのでしょう。


***


と、えらそうなことを書きましたが、すべて私の話、私の事です。

「やりたいことを辞めて、やらなければならないことをやっていこう」と、思ったので。

(「やらなければならないこと」とは、どういったものか。それに全てを投じて、「死んでもかまわない」と思えるものですね。裏返せば、「やりたいこと」とは「まだ死ねない」という惰性の感情です。クソ真面目に私はそう思っています)


以上、滑稽で愚鈍なブログでした。

では。


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