仲条さんがツイートしていて、「ま、たしかにな」、と思いました。



「なんか、金の話が多すぎるぞ!!」
って。

たしかに。多い。

経済効果とか、費用がいくらかかるとか、あと、震災にからめたりとか。

それはとても大事なことだけど、本来、話の中心はそこじゃないよなあ。そこじゃないはず。

遠い海外じゃなく日本で行われる。

祭りの興奮を近くで感じられる。

東京で俺ら、オリンピックを楽しめるんだよ。

それ、いいよね、「楽しみだね」って。

先ず以て、そういう感想がふつうだろう。

が、ウラには金にまつわる色々があって、一時の祭りのために、誰かが、多くの人が苦しむかもしれない。

これはこれでやはり重要で、その視点はもつべきだろう。

けど、皆が皆、そればかりに言及していると、

これからオリンピックを目指そうとする子どもたちにとって、「オリンピックってそんなゲスい大会なのか。ツマンネ」となりかねないわけで。

日本のスポーツ力および魅力の低下、スポーツへの無関心につながったり。長い目でみれば。


そもそもオリンピックに興味があるのか



これについて、ボク、思うんですよ。

そもそも、今回の東京招致以前から、

『我々はオリンピックにどこまで興味があったのか?』

あんまり、そこまで、興味ないんじゃないか。

だから、お金とか経済のほうに、目がいってしまうんじゃないか。


以前から、オリンピックというスポーツの祭典が大好きだったら、「お金の話を一番目にしないだろう」って。

かねてからのオリンピック好きは、「お金の話」は二番目で、まずはオリンピックというスポーツの話をするだろう。

あの競技に注目したいとか、日本のスポーツがどうなるかとか、純粋にスポーツについて論じるだろう。

実際さ、今回東京に決まって、涙する競技者がいたよね。

あの人たちは、経済うんぬんじゃなく、「スポーツの魅力」に軸足をおいている。

で、そこまでオリンピックというスポーツ大会に興味ない人は、「経済の側面」から考察している。興味が無いからそっちのほうに目がいってしまう。

あるいは、興味がないがゆえに、この話題に関して、“経済の側面からしか論じられない”。

と、なんか、そんなふうに感じたんだよね。


***


「オリンピック」にも「経済」にも興味がないって人もいるだろう。

そういう人にとっては、どうだっていいことかもしれない。

まぁでもこんだけ話題になっているし、ちょっと考えてみるのもいいかもしれないね。たまには。

じゃあまた。