オリンピック、東京に決まったけど金の話ばかりだな
仲条さんがツイートしていて、「ま、たしかにな」、と思いました。
オリンピックはスポーツ大会なのに、決まってからの報道は経済効果に関するものばかり。関心の中心は金と思わされてしまう。大人たちの事情も大切だけど、7年後に出場するのは今の子どもが多いのだから、子どもに夢のある話もして欲しい。
— 仲条幸一 (@nakajokoichi) September 9, 2013
「なんか、金の話が多すぎるぞ!!」って。
たしかに。多い。
経済効果とか、費用がいくらかかるとか、あと、震災にからめたりとか。
それはとても大事なことだけど、本来、話の中心はそこじゃないよなあ。そこじゃないはず。
遠い海外じゃなく日本で行われる。
祭りの興奮を近くで感じられる。
東京で俺ら、オリンピックを楽しめるんだよ。
それ、いいよね、「楽しみだね」って。
先ず以て、そういう感想がふつうだろう。
が、ウラには金にまつわる色々があって、一時の祭りのために、誰かが、多くの人が苦しむかもしれない。
これはこれでやはり重要で、その視点はもつべきだろう。
けど、皆が皆、そればかりに言及していると、
これからオリンピックを目指そうとする子どもたちにとって、「オリンピックってそんなゲスい大会なのか。ツマンネ」となりかねないわけで。
日本のスポーツ力および魅力の低下、スポーツへの無関心につながったり。長い目でみれば。
そもそもオリンピックに興味があるのか
これについて、ボク、思うんですよ。
そもそも、今回の東京招致以前から、
『我々はオリンピックにどこまで興味があったのか?』
あんまり、そこまで、興味ないんじゃないか。
だから、お金とか経済のほうに、目がいってしまうんじゃないか。
以前から、オリンピックというスポーツの祭典が大好きだったら、「お金の話を一番目にしないだろう」って。
かねてからのオリンピック好きは、「お金の話」は二番目で、まずはオリンピックというスポーツの話をするだろう。
あの競技に注目したいとか、日本のスポーツがどうなるかとか、純粋にスポーツについて論じるだろう。
実際さ、今回東京に決まって、涙する競技者がいたよね。
あの人たちは、経済うんぬんじゃなく、「スポーツの魅力」に軸足をおいている。
で、そこまでオリンピックというスポーツ大会に興味ない人は、「経済の側面」から考察している。興味が無いからそっちのほうに目がいってしまう。
あるいは、興味がないがゆえに、この話題に関して、“経済の側面からしか論じられない”。
と、なんか、そんなふうに感じたんだよね。
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「オリンピック」にも「経済」にも興味がないって人もいるだろう。
そういう人にとっては、どうだっていいことかもしれない。
まぁでもこんだけ話題になっているし、ちょっと考えてみるのもいいかもしれないね。たまには。
じゃあまた。
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