なんでもそうかもしれない。

売る気があるのかどうかって、大事。

なんでかって、わかりやすい『応援の仕方』を提供しているから。

「は?どういうこと?わかりにくすぎ!」

う…申し訳ない。

ボクはね、こう思っているんだよ。

応援したくても、応援の仕方を教えくれないと、ファンは応援のしようがない。



『応援の仕方』を提供する



応援したい気持ちはあるんだよ。すごくある。

彼の音楽や彼の人柄が好きだし、応援したいんだよ。

でもね、なにをどうしたら、その歌い手の応援につながるのか、わからない。

歌い手さんのほうから『応援の仕方』を提示してくれないと、わからないんだよ。

なぜなら、あくまでも私は「ファン」であって、歌い手さんの身近な友達というわけではないから。

「ファン」っていうのは、なんだかんだ、「歌い手の外側にいる存在」なんだよ。だから、向こうから教えてくれないと、わからない、届かない。こちらから聞くことができない場所にファンはいるんだ。


もうじき、恋人の誕生日だ。

なんのプレゼントを買ってあげようか?

そこで、「今度誕生日だよね。ほしいものは何?」って、恋人に直接聞いたことありませんか?

何をあげたら喜んでくれるか、わからないときがある。

おかしなプレゼント送るくらいなら、相手に直接聞いたほうがいい。それなら間違いなく喜んでくれるから。

喜んでもらいたい。だからこそ、喜んでもらうために、「相手が一体何で喜ぶのか」を事前におさえておくと安心できる。

ファンっていうのもコレと似てて、「何をすれば応援につながるのか」を知っておくと、応援がしやすいんだ。

でも、「ファン」は恋人ではないから、直接聞くことができない。

だから、歌い手側のほうから「俺、これが欲しいんだよね」って言っておく必要がある。

ファンと歌い手の関係性。

両者の間には、確かな距離があるんだよ。ファンからは届かない距離が。

なので、『応援の仕方』をアーティストのほうから提供することが重要。こちら側から言わないとわからない、伝わらないんだよ。

あえて、わかりやすい例をあげてみる。

「CDを○枚売る!」とか「武道館でやるのが夢!」とか「投票してくれたらセンターで踊れます!」とか、そういうの。

これ、効果的なんだよ。意味がないように見えて。

こうすることで『応援の仕方』が、いくらかわかる。

いや、別にここまで具体的じゃなくてもいい。

「売れたい」「有名になりたい」、この程度の発言でもいいんだよ。

目標がわかれば、あとは、ファン側でも想像が自然に働いて、「こうすれば売れる、有名になれる」ってのは判断できる。行動にうつせる。

目標を言葉にすることで、ファンは、その目標を共有することができる。

みんな言うじゃないか。“夢はひとりじゃ叶えられない”、とか。

片方じゃない。ファンと歌い手、両方で歌い手の「ひとつの目標」を叶える。

共同作業で夢を叶えていくんだよ、ファンといっしょに。

そのためにも、ファンにみえるように言葉にして、目標を視覚化させることが大事で、そうすることで、ファンは『応援の仕方』を知り、実際の行動にうつすことできる。

ファンは「応援したい」という気持ちを満たすことができるし、アーティスト側も、欲してやまない「応援」をうけられる。一挙両得。

……だのに、彼らは、歌い手は、「売れたい」という思いや「具体的な目標」を、積極的に公言しなかったりする。



なぜ「売れたい」と公言しないのか?



「売れたい」「有名になりたい」「音楽活動においてこれを達成したい」、

このように公言する人って、いるようで実は少ない

お笑い芸人の中には、たまにいる。

闘士むき出しで、「あー、売れたい!テレビにでたい!」と言う人が。

ところが、歌い手には少ないように思う。

かなわなかったら赤っ恥だから。あるいはプライドがゆるさないから。または、単にシャイだから。

「すべては歌で表現する」とか思っているのかもしれないが、詞やメロディーは抽象的であるから、だいだいは伝わりにくい。

堂々と公言しないのには、いろんな理由があるだろう。

が、それじゃあ、いつまでたってもファンは、応援したくても『応援の仕方』がわからないままなんだ。

もしも自分の中に、実現したい志や欲求があるなら、そしてそれを叶えるために『応援』が必要であるなら、言葉にして公言し、それが叶うための『応援の仕方』を提供しないといけないんじゃないか。

“言葉にしなきゃ伝わらない”、こんなことは至極当然なことだ。

しかし、なぜか言わない。言おうとしない。

プライドなのかなんなのかわからない。

でも、ファンのことを想うなら、応援してくれる人のことを想うならば、彼らの「応援したい」という気持ちを満たすことも大事じゃないか。両者が長く、良い関係を続けていくためにも。

「応援している」という実感がなくちゃ、応援し続けられない。そのためにも、『応援の仕方』を提供してみてはどうか。

そして、今回、最も書きたかったこと――。

「売れたい」と公言することは、汚いことじゃない。「目標」を口にすることは、無粋なわけではない。

それのどこが汚いんだ?それのどこが“芸術的じゃない”のだ?

がんばっているということじゃないか。

人はがんばってるやつを応援する単純な生き物。「がんばる」とか「努力」、それ自体を否定する人なんて、ほとんどいないんだよ。

かっこわるいかもしれないが、かっこつけることよりも、かっこいいと思う。

「売れたい!」とか「有名になりたい!」とか、もっと声高に言っちゃっていい。

「売れたい」と、堂々と公言することは、むしろ清々しい。

なにを考えてるのかわからないことよりも、実は腹の底で何かを企んでいることよりも、ずっと気持ちがいい。わかりやすくて、応援がしやすい。

ついていけない独善的な歌い手のプライドなんかよりも、はるかに見ていて人間臭い。「バカだなぁこいつ。なんだよこの単純な向上心(笑)まぁ、ちょっくら応援してやるか」ってなる。(人間が単純な生き物なら、たぶんそのはずだ)

というより何より、ボクはそういう人のほうが好きなんだよな、という話。かっこつけのプライドを守り続けるよりも、単純で幼い「夢を語る人」をボクは応援したい。


***

以上です。

感情的に暴走気味に書きなぐってしまったので、誤字脱字、支離滅裂があるかもしれませんが、すいません。ブログとかやっててすいません。

以上、@ryotaismでした。


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