決めておけばいいんですよ。

『本を読みたいけど、なかなか習慣にならない』という人は。

一ヶ月で使う本の購入費を事前に決めておくんです。読書に費やすお金を、予算として組んでおく。

たとえば、『今月は1500円ぶんの本を買う』とか、月初めにでも決めておく。

1500円だと、一冊500円の本が月に3冊買える。或いは、1500円の本を一冊買える。

このへんの、“いくら使うか”の金額設定については、各々様々。収入は人によって異なるし、節約したい人もいるだろうし、読書にかける金額なんてバラバラでいいいと思う。

ちなみにボクは月2,000円です。Kindleで購入するものは、一冊あたり平均400円程度。中古本なら一冊300円程度。そうすると、月に5冊読めるという算段。新書でも3冊程度は買える。

読書家は月にもっと読むのだろうけど、そのへんも人それぞれでいいと思う。ボクは遅読だし、これくらいの冊数で充分である。

いずれにせよ、“月にどれくらい、本を購入するか”を決めておくと、都合がいいんですよね。

本の買いすぎ防止にもつながるし、「もったいないなぁ、やめておこう」とか、そういうのもなくなる。

「今月はこれだけのお金が使えるのだから」と、スムーズに本の購入ができる。

読書に予算を組むことによって、「もうちょっと待ってから買おう」とか、「いったん保留しよう」とか、躊躇する時間が減った。買いたいときにすぐさま買う、買うことができる。また、どれだけお金を使えるか、上限が決まっているから、安心してすぐに手を伸ばせる。

買うことを前提に予算を組んでいるから、お金を使うことに抵抗がない。予定した金額を使うのだから、むしろ“予定通り”となる。

また、事前に予算を組んでいるから、“積極的”に本を買うようになる。

本を読むことを前提に予算を組んだわけであるから、「買おう、読もう」という気持ちが強くなる。早速、予算で組んだ金額を使おうとする。

例えばボクの場合、月の初めにいくら使うか予算を組んだら、即座に欲しい本を購入する(なので、月初めの購入が多い)。

……で、買った本を読んでいるうち、一週間くらい経っているんですよね。で、読み終えたら、次の本を買う、読む。そうしているうち、いつの間にか月末になっている。給料がはいって、また読書の予算を組む。そして本を買う、読む……。

このサイクル、これ、所謂、“習慣”といわれるものだと思うんです。


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『本を読みたいけど、なかなか習慣にならない』という人は、試しに一ヶ月で使う本の予算を事前に決めててみはどうでしょうか?

購買意欲および読書習慣につながるやもしれません。

……ちなみに「買いたい本」は、本屋に行けば見つかると思います。事前に欲しい本が決まっているほうが珍しいと思われます。

だれかのなにかの参考になれば幸いです。

それでは、@ryotaismでした。