ブログを書く

夏だ!祭りだ!花火だ!海だ!山だ!さぁ外に出よう!!

そんなさなか、ブログについて書くなんて、死んでしまいたくなるのですが、自宅にひきこもって書いてみるわ。

ボクは、いろんな人のブログを読む。

RSS登録してるブログは、80くらいある。

でもね、そのほとんどが、“男性”なんですよ。

「はてなブログ」とか、秀逸なものが多々あって、好んで読んでいるのだけど、どうも、男が多い。

昨今、“はてな女子”なんていう言葉を聞く。ものすごいPVをだしているものも多くある。女性がどんどんブログを書き始めている。

が、それでも、まだまだ少ないような気がする。“プロの女史”、とかじゃなくて、例えば、“一般OLの女子”のブログとか、まだまだ少ない気がする。

ボクだけかもしれないが、目につくブログは、男性が多い。

ブログを書いている人の、性別の割合がどんなものなのか、ボクにはわからない。男女半々、五分五分の割合かもしれない。

けど、目につくブログが男性のほうが多いのは、一体なぜか――。

それはたぶん、男の書き手のほうが、「多くの人に読まれよう」とか、PV・アクセス数への意識をもって、更新頻度を上げているからだと思う。副業としての意識、あるいは、「ブログで何かしらやってやろう!」的なガツガツとした意識が、男性のほうが強いからではないか。

たとえば、PVを集めようという意識のあらわれとして、タイトルに気を使うなんてのは最も簡単なSEOの初歩であるが、“一般”男性のブログでは、そのようなギミックが散見される。が、“一般”女性ブログではあまり見かけられない。そんなこと気にも留めていない様子。

一般女性ブログは多々ある。が、更新頻度が低かったり、プライベート日記的なものであったり。副業的にガツガツとブログをやっているのは、一般女性よりも一般男性のほうが多い気がするのだ。

さて、今回述べるのは、あくまでも、“一般”の人に向けたものであり、ギークな人であったり、専門分野をもったプロ女史とかではない。(また、有名人ブログの話でもない。)

かくいうボクも、何の専門性もない、田舎ボウズである。格別、取り柄なんざない。が、多くの人に読んでもらえたらうれしいなぁという思いで、せっせと畑を耕すようにブログを書いている。その為か、フツーのブログよりは多少認知され、検索でヒットし、参考にしてもらえることがある。(おそらくですが…)

「それでいいんじゃないか、その程度のブログでもいいんじゃないか」、と思う。そのような、他者に向けた、他者目線を備えた、一般女性による「少しマジなブログ」が増えたら、もっとインターネットはおもしろくなるんじゃないか――。

そんな話を今回はひとつ。



女性がSNSからブログへとシフトすること


Twitter

ブログに比べて、他方、“SNS”には参加している。周りの女友達がやっているからなのか、好奇心からなのか、SNSには参加し、積極的に利用する女性もいる。SNSの男女比率は、ブログと比べれば、半々であるように思う。

FacebookやInstagramに写真をアップして、シェアし、わかちあう。Twitterでは好きなものを積極的にフォローし、プロフィールもマメに記載している。コンタクト、コミュニケーションを楽しむ者もいる。

と、このように女性はSNSを普通に活用、利用している。

しかし、そこから、ブログを始めることにはつながらない。

試しにやってみる者もいるが、ガツガツした男性ブログのようにはならず、“気まぐれ更新”にとどまる、アクセス解析なんざスルー。先に述べた記事のタイトル云々も同様。

SNSは確かにおもしろい。リアルな友達とも関われるし、遠い有名人のプライベートや情報を、フィードで摂取できる。

が、たとえば、自分の思想を濃く展開したり、カスタマイズやマネタイズには向かない。(できないこともないが、ブログのほうがやりやすい)

SNSは他者との『共有空間』であるが、ブログは自分の『独立空間』である。がゆえに、ブログは、“やりたいことをやりたいようにできる”、自由度が高い。自己表現がしやすく、また、それをアーカイブ(書庫・記録)として残していける。

「SNSじゃ物足りない」という気持ちがあるなら、ブログをやってみるといいんじゃないか。

受動的ではなく、「ネットを能動的に活用してみたい」、と思うならば、ブログはどうだろうか?

ブログから、“とある女性”の道が、開けていくこともあるんじゃないか??

そのような事例は多くあるし、その機運は高まりつつある(と思う)。

(※Youtubeなどに動画をあげるなどもあるが、今回はブログに焦点をあてています)



女性ならではの視点


女性視点

“女性ならではの視点”、というのがある。

会社でもそうでしょう。POPや店舗の内装、マーケティングにおける女性視点とか、重宝されているかと思います。

「カワイイ」という概念は、どうしても男性にはつかみにくいんですよ。購買欲が強いのは女性、そんな相場はあって、男のファンを獲得するより、女性をまずターゲットにする――その際に、女性視点の組織はヤバイわけです。

どれだけがんばっても男性の目には届かない視野があって、女性はそれを強みとして活かすことができる。


ブログにおける「文体」ひとつとってもそうなんですよ。

文章メインのブログにおいては、「文体」がすごく重要であり、女性の口語文・話言葉は、それだけでひとつの「特徴」となりうる。

無論、書く「内容」だってそうだ。

たとえばグルメブログ。男はパスタよりもラーメンになってしまう。ランチよりも酒に金をかけてしまう。女性は、その逆をつける。男性が書くものとは異なる、“女性ならでは”の内容を書ける。

グルメブログなんてあくまで一例であって、どのジャンルにおいても、男性にはない“女性視点”が存在する。つまり、それはどの場面でも活かすことができる。



女性がブログを書く時代が来たら男はひとたまりもない



冒頭のほうでも少し書いたけど、女性による「マジで取り組んでいるブログ」は昨今増えつつある。

多くのアクセスを集め、人気を博しているものもある。キャリア形成や、マネタイズに成功している方もいる。

で、ボクはそれら、女性のブログを読んで思うんだ。

「おもしろい」。

いや、ほんとうに面白くって、「勝てねぇなこりゃ」って思っちゃうんですね。


“男性にはない視点”については先ほど書いたけれども、ユーモアのセンスであったり、かわいいイラスト(挿絵)であったり、キュレートする対象や選別の基準などなど、“新しい感じ”がするんですよ。

なぜ“新しい”かというと、男性のブログ表現は、ある程度、出尽くした感があって、「ひと通り終わった」「一周回った」という感じがするんです。だから、女性ブログは、目新しく、新鮮で、斬新で、オリジナル要素も強く、結果、人の興味をひくのではないか。

男性は古くからブログに参入し、「ああだこうだ」と色々と表現を試し、やり尽くした。他方、“一般”の女性ブログにはまだまだ新しい可能性や手法が眠っている。

“一般”の女性が、どんどんブログを積極利用し始めたら、男性ブログはどんどん隅に追いやられていくんじゃないか――とボクは思います。

(※繰り返しますが、“一般”女性の話ね。プロやマニアのことではありません、これはあくまで“一般”界隈の話ですよ。)



女性がブログに参入するタイミングは、『今』か?


ブログ作業

ウェブ関連の本を読んでいて、思うんですよ。

ネットというのは、めちゃめちゃスピードが速い。

ものすごい速いスピードで、ブームが移り変わっていく。

その波に乗り遅れたら、タイミングが遅れたら、「もうダメ」「もう遅い」んですよ。 なので、波に乗るタイミングがすごく重要であって、例えば“半年後”なんて言ってたら、もう遅かったりする。波を読み、波に乗り遅れないようにしないといけない。


(Youtubeに動画をあげる“Youtuber”なんてのが流行りましたが、なにか、今から初めても遅く、もはや二番煎じにしかならず、タイミングの重要性を感じさせます)

で、女性が能動的にブログに参入する、そのタイミングって、『今』、あるいは『今年』のような気がするんですよね。“この後”だとちょっと遅い、タイミング的には『今』、『今年』。

「何を根拠に!?」と問われれば、「え?いや、なんとなく…」と答えざるを得ないのですが、今年にはいってから、ボクの肌感覚なんですけど、どうも女性ブログの発展が目覚ましいように感じられて。

“男性ブログの表現が行き詰まり始めている”、というのもあるけど、昨今は、ブログの敷居がこれ以上ないっていうくらい低くなっている。

文章能力とか専門知識とか、的確な評論とか、そういうのを書き記さないとブログとして成立しないかっていうと、そんなわけがない。むしろ、その“逆”をいってる。新聞のような真面目な文体じゃなく、“ゆるい文”のほうが大衆ウケするのが昨今のネット。

活字離れ、情弱な一般大衆にも利用されているのがネットであり、一家に一台パソコン、10代の子がスマホをもつ時代。

となれば、クソ真面目な男性の活字ブログよりも、大衆ウケしそうな、親近感のわく文章に読み手がつく。難しく、専門的なことよりも、“読みやすいもの”にアクセスが集まる。それはつまり、論理的な理詰めではなく、女性的な“直感”で書かれた文のことである。

これは、女性の書く文が非論理的であるという意味ではなく(決してそういう意味ではなく)、男性の書く硬い文章よりも、ユーモアであったり、読みやすい軟質な文章のほうが、大衆ウケしやすいということである。それを得意とする性別は、ついつい論文調に走ってしまう男性よりも、どちらかといえば女性であるように思う。

たとえば、女性のユーモアと男性のユーモアは、角度が異なるだろう。女性による風刺と男性による風刺も、目線が異なる。男性のソレは、しばしば『狭く、深く』であるが、女性のソレは、『広く、浅く』、過度に性別を問うこともなく、つまりは万人向けであり、受け入れられやすいのは女性視点ではないか、とボクは思うのだ。(これに関しては、ボクの主観も多少入っている。申し訳ない。)

さらには、「もう、男のブログ、読み飽きてきたな~」という層がボク以外にもけっこういると思う。「目新しいブログはねぇなかな?変わり種ブログはねぇかな?」というウォッチャーも多々いるだろうと思う。埋もれていた“女性ならではの視点”が斬新に映り、今後、脚光をあびていくことは十分に考えられる。

昨今の状況と女性ブログは相性が良い、需給が合致するのではないか。したがって、女性ブログは、今後の発展性が見込めるのではないか――と思うのである。



最後に・・・



繰り返し述べてきましたけど、今回は“一般”の女性を対象にしている。

“一般”の女性が、少しマジにブログに取り組み始めたら、どうなるんだろうか。すごく、おもしろいと思う。

専門家やギークな女史でなくても、良いブログは書ける。

ちなみに、このブログは、たいした取り柄もない、普通の男、“一般”男性が書いている。なんの取り柄も専門性もないくせに、偉そうなことを“それっぽく”書いているだけである。

全て、ボクの“推測”であり、“個人の見解”であり、ひょっとしたら、すべて“デタラメ”である可能性はじゅうぶんにある。

ひくべきとこは、自ら身をひくべきである。けれど、良し悪しに関して、それを判断するのは『読者』である。自分で勝手に判断するところではない。

間違っていれば、「間違っている」と叩かれる。記事が良ければ、「参考になった」と言われる。ただそれだけの話である

自分がなすべきは、「他者が読んだらどう思うだろう?」「おもしろいものが書けたらいいな」、そんな気持ちで、気張って書くだけである。

「フツーのブログ」と「少しマジなブログ」の違いなんて、ただそれだけであろう。しかし、それだけで、結果が随分異なってくるのがブログではないだろうか。

どこぞの誰かに参考になればと思う。

以上、@ryotaismでした。