Excel

うん。そうなんだ。実は。

俺、30歳で初めて『Excel』というものを使い始めたんだ。これまで一切、使ったことがない。

フツーね、サラリーマンみたいなことしてたら、だいたいは20代前半で覚えるものだけど(早い子なら学生のうちにマスターするものだけど)、きっかけなくて、今までExcelというものを一切使わずにこの年齢になってしまった。

20代は、路上で書道作品を売ったり…道路警備員したり…ひきこもっていたり…ふらふらしていたものだから、Excelなどというものを使う場面がなかった。

が、先日、仕事で使う場面があって――。

そのとき、俺、まったく役にたたなかったんすよ。

『は?なんすか?“セルの結合”ってなんなんすか?』というレベルで、、、簡単な表さえ作ることができなかった。

「え……できないの…?(こ、こいつ…マジで使いもんにならねぇ!!(゚Д゚;))」みたいな雰囲気もあるし、正直、「うわー、情けねぇな俺」って思ったんですね。

HTMLやらCSSを多少知ってても、大多数のサラリーマンが使えるExcelやPowerPointを全く使えない自分が悔しかった。うん。

こりゃいかんぞ、と。

「そんなもん知らなくてもかまわん!生きてりゃいい!」などと、開き直る勇気も私にはないので、以来、時間あるとき、Excelをこつこつ勉強するにようになって。

いろいろ調べながら、家計簿とか試しに自分でつくってみたり。年間スケジュール表や、ブログのアクセス数・収益表なんかもつくってみた。

で、なんとなくだけど、ある程度使ってみて、俺、思った。

『な、なんだこれ、すげぇ便利じゃねぇか…! そして、表をつくるの、ちょっとおもしれぇじゃねぇか!!』

多くの人がExcelを使う理由がわかったような気がする。こりゃ便利だわ。(遅

といっても、俺のExcel知識なんざ、まだまだ未熟の、ひよっこなんですが、、、

30歳で初めてExcelを使ってみて、わかったこと、気づいたことをちょっと書いてみるよ。

以下、初心者の弁なので、ベテラン勢は笑うんじゃねぇよ!ぜったい泣くからな!




30歳で初めてExcelを使って感動した6つのこと



ぉお!自動で計算してくれるやん!


Excelを知らないチミ、Excelってすごいのだよ。俺がいうのもなんだがね。

コイツは、、、自動で計算してくれるのだッ!!

合計とかを、自動で算出してくれるのだ!知らんかった!俺、知らんかった!!

今まで、家計簿とか、ノートに手書きで、“電卓”をたたいてました。

別段、それで不自由を感じたことはないけど、

Excelで関数を打ちこんどけば、自動で計算してくれるっ!!コイツ!

掛け算/割り算、%はもちろん、“平均”とかも自動でだしてくれるんだ!なんという!俺、感動したよ!

「ぉお、、、なんじゃこれ便利だなおい」と気づく、三十歳の俺がいた。2014夏。


複数のSheetって!?え! いっぱい作れるやん!!


ExcelSheet

Excelには「Sheet」というのがあって、たくさん作れるのだ!たくさん!

たとえば、「12日」「13日」「14日」「15日」といったふうに…日にちごとの表を作れる!無数に作れる!

こんなのWordにあったっけ?(実は、Wordもほとんど使ったことがないので知らないΣ(゚Д゚;))

……とにかく!汗

ひとつのファイルで、複数の表を作れるってのは便利だ、便利な世の中だ!!わー!


え? 桁区切り(,)や、¥を自動でやってくれるの!?


たとえば、入力した数字に、いちいち“¥”をつけたり、桁区切り(,)をつけるのって、面倒ですよね。

[セルの書式設定]というところから設定しておくと、これ、ぜんぶ自動でやってくれるのだこいつ!「1000」と数字を入力したら、自動で「¥1,000」って表示してくれるんだよ!うそじゃない!

また、負の数、マイナスの数字は、赤色で表示してくれたりする。

知ってた?俺、知らんかったわ。。。ぜんぜん知らんかった。


行や列をガンガン挿入できて、調整がらくらく!


表をつくったけど、「あれ、一行足りないや」って場合でも、

簡単に、行や列をガンガン挿入できるんだぜコイツ。。。

右クリックして、[挿入]を選択するだけで、ポンってやってくれちゃうんだぜ。。。

こんなこと、当たり前のように思えるけども、HTMLテーブルタグで、<td>やら<tr>を、いちいちやってたのと違うよ!なんだいテーブルタグってのは!!

これってつまり、とりあえず漠然と表を作っても、「後から調整できるしぃ~」ということじゃないか!ワー!


さらに、[書式]→[オートフォーマット]ってのを選択すると、作成した表を、いい感じの見栄えに自動でやってくれたり。。。どんだけ自動が好きなんだコイツ!!


コイツ、、、数列パターンを認識してやがる!!


1, 2, 3,…と続く数字の連番を入力する際、その一部を選択して、下にスーッととドラッグすれば自動で表示してくれる!

1, 3, 5…という場合でも、その数列パターンを認識して、7, 9, 11…と自動でやってくれる。さらに、「日付」や「曜日」なんかも自動で判別してくれて、手入力する必要がない!

これ、“オートフィル”というらしいのだけど、便利だなぁ。知らんかったなあ、俺。


なんか、ゲームみたいでおもしろい!


感動した6つのうち、ココが最も主張したいところ。冗談抜きで。

これね、ホームページ作成が好きな人ならわかる感覚だと思う。

20代のころ、ホームページ作成にハマってた時期が自分にはあって。「これ、めちゃめちゃおもしろいじゃん!」って。なんでおもしろかったかっていうと、打ち込んだ言語が、ウェブ上で反映されいくのがが見てて楽しかったんですよね。

Excelもこれに近いところがあって。表面上、目に見えない関数を打ち込んでいって、理想的な表を作り上げていく。

たとえば、“IF関数”というのがあって。昨日初めて知ったのだけど。

=IF(論理式, 真の場合(A), 偽の場合(B))

“もしこの条件(論理式)が成立するならA、そうでない時はBにする”という関数なのだけど、最初は俺もなんのこっちゃわからなかったけど、仕組みがわかると、「へぇー」という感じで、おもしろいんですよね。

この、なんというか、言語による“ゲーム感”、好きな人は好きなんじゃないかと思うんですよね。

これ以外にも、関数というのがたくさんあって、それを覚えていくのが楽しい。マスターしていくのがおもしろいんだよ。「へぇーこんなこともできちゃうの!」という感動がある。

「Excelが好きだ」という人がいる。「おもしろい」という人がいる。

なんか、ちょっとわかったような気がするよ。


最後に――“始めるのに遅いということはない”



ぶっちゃけ、ここまで書いた内容、知ってる人からすれば、「は?いまさら?」って感じだろうと思う。

ボクはひきこもりの期間があったりして、フツーの大卒サラリーマンと比べりゃ、遅れてるのかもしれない。

でも覚えなきゃ仕事になんないなら、今からでも覚えなきゃならない。

そして、“始めるのに遅いということはない”、と聞く。

いっちゃんダメなのは、「こんな年齢から覚えるとか、恥ずかしいなぁ」ということ。

確かに、年齢が理由で「できないこと」はある。けれど、年齢が理由で「始められないこと」はない。

たとえば、「ギター始めたいなぁ」とか、今から始めてもうまくはならないかもしれない。けれど、ソレを「始めること」はできる。

大事なのは、「何がかできること」よりも「何かが始まること」、そう思うんですよ、なんとなく。

実は、こっそり思っていることがあって――。人生というのは基本つまらないものだと思っている。普通に生きてるだけでは「つまらない」、そもそもそれが人生なんだと。そこに亀裂をいれるのが、「始める」ということじゃないか。

へたくそでもいいんじゃないか。クズでバカでもいいんじゃないか。なんもやらないよりマシじゃないか。

青臭いことをいって申し訳ないけど、何かに取り組んでるやつのほうが、やっぱり、ちょっとだけ、充実した顔しとるんよ。ムカつくけども。

自分がそちら側になれるか、“充実した顔”になれるか、いや、なれるわけがない。俺なんて無理にきまってる。でもだからといって、そういう青臭い価値観を笑うのはいかがなもんだろう。

“始めるのに遅いということはない”、と聞く。

そんなのはキレイ事だ。中二病かよって話だ。


でも、どこか心の奥底で、「あーなんか死んじまいたいな」って、人生にわけのわからない虚しさを感じてる自分がいて。そういうデストルドーな衝動と肩を並べることができるのって、青臭くて、うそ臭い、ポジティブなキレイ事であるような気がするんです。つまり、性の欲動(エロース)というのは、そういった陳腐な戯言なんじゃねぇかと。。。

――とまぁ、最後はExcelと全然関係のない話を書いてしまった。あーやってしまった。

以上、@ryotaismでした。