実は、一年ほど前からずっと続けてきたことがあって。

“モーニングページ”と呼ばれるものなんですけど、知ってますかね?

簡単に言うと、

“毎朝、頭に浮かんだことを、手当たり次第ノートに書きまくろう”

というものです。

どんな些細なことでもいい。思いついたことを、どんどん書いていく。“たくさん書く”、というのもポイントです。

これを行うと、頭の中がスッキリと整理されて、アイデアが浮かびやすく、また、無駄な悩み事が減ったりするそうです。

モーニングページは、ライフハッカーでも取り上げられているので、詳細を知りたい方は一読してみてください↓


で、実際、1年ほどモーニングページを続けてみて、どうであったか。

ちょっと書いてみます。


「モーニングページ」の効果


どういう効果があるかは、目に見える部分と、見えない部分、両方あると思いますが、今回ははっきりと体感できたことのみ書きます。

良い面/悪い面、メリット/デメリット、交えて書いていきます。

ストレス解消になる


まず、これ。まずはこれでしょう。

“アイデアが浮かぶ”とか、“生産性が上がる”とか、そういうのよりも、まずは、ストレス解消になる。

もうね、デタラメでも何でもいいんですよ、思いついたことダーッと何でも書きまくる。ノートいっぱいになるくらい、書きまくる。そりゃあね、ストレス発散にもなりますよね。内側に溜め込まずに、どんどん吐き出していくわけですから。

また、ものすごく憂鬱な朝がたびたびあるのですが、モーニングページを行うことで、少しだけスッキリします。

眠っていた感情が揺れ動く


毎朝、ノートに何かしら書いていると、かぶってくるワードがあるんですよね。「あれ?これ、前にも一度書いたことあるな…」という感じで。


自分としては「そんなに重要ではない」と思っていたのだけど、毎朝のノートにでてくるとなれば、実は、気になって仕方ないことなんだと気付かされます。

ただし、これは、いい方向に転ぶかどうかは別の話で――。

例えば、日常生活の中で我慢していることって、少なからずあると思います。それは、何かの理由があって、我慢し続けていることです。

「不本意だけど、これは表面化させずに、ぐっとこらえておこう。眠らせておこう」「本心は隠しておこう、そのほうが生活していく上では好都合だ」、そういったことってあると思います。

モーニングページを続けていると、その内実が浮かび上がってきます――同じワードが頻出されることによって。

我慢していた思い、眠っていた感情が、揺れ動きます。自覚的になっていきます。で、それを思い切って解放させてしまうと、これまで積み上げてきたものが、壊れてしまうことがあります。

はたして、それが良いことなのか、悪いことなのか――ボクにはわからないです。『自分の気持ちに正直に生きること』が、必ずしも人生を好転させるとは限らなくて、あとあと、とんでもない後悔を生むこともある。“眠っていた感情を、そのまま眠らせておく”、それはそれで、大事なことだと思います。

ポジティブとネガティブのバランス


“思いついたことを何でも書いていく”わけですから、ポジティブなこと、ネガティブなこと、両方が混在しています。

ポジティブな言葉のみだと、どうもバカっぽい、ウソっぽい。かといって、ネガティブばかりだと、前に進めない。精神的に暗くなっていく。

何でもそうだと思いますが、中道、考え方が偏るのはよくないと思います。バランス感覚が大事なんじゃないかと。

そういった意味で、モーニングページは、書くべき内容、型という型がないので、思考に偏りができにくいです。

むしろ、バランスをとることができます。

例えば、ボクの場合、“自分はネガティブな方向に考える癖がある”と思っていたのですが、意外にも、ポジティブで前向き、また、楽観的な側面があることに気づくことができました。


「モーニングページ」のやり方



さて、そんなモーニングページですが…。

「そもそも、こんなの、毎朝続けられるのか?」という話です。

正直言うと、“ノートに手書き”というのは、かなりハードルが高いです。

できればそのほうがいいのですが、ボクは電車通勤の際に、スマホに入力していました。これだけでも十分だと思います――何もしないよりかは。

また、“毎朝”というのも、現実問題、難しいでしょう。サボってしまった日がボクにはあります。

でも、モーニングページの、“思ったことを何でもいいから書きまくる”という作業は、やってみると、なかなか気持ちいい。(先に述べた、ストレス解消にも通じます)

一度、その“気持ちよさ”を経験すると、毎朝続けることも不可能ではないと思います。(ボクの場合だと、3ヶ月ほど毎朝続けることができた。それくらい、その気持ちよさにハマった。)

書く内容、ボリュームについては、“ノート3ページ分”と言われていますが、そんなにも書ける時間がある人は少ないと思います。なので、“時間内で、書けるだけ書く”、というスタンスでいいかと思います。

以上、自分なりの“モーニングページのやり方”でした。参考になれば幸いです。


最後に


モーニングページを1年間続けてみて――。

正直、どこまで効果があるのか、、、今回書いた内容くらいのことしか今はわかりません。未知数です。

ただ、“自分を見つめる作業”であることに違いはなくて、それは自分にとって本望なことなので、今後も続けていこうと思います。

人生が好転するかしないか、そんなことは、このような自己啓発作業では決まらないでしょうし、そこまで興味もありません。

“自分を見つめる作業”として、毎朝の習慣になればいいなと思います。

模索し続けたいですね、いくつになっても。

ではまた。@ryotaismでした。

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