ask.fmに届いた、ここ一週間の質問。
以前からやっているask.fm(ryotaism)に、ここ一週間、いくつか質問が届いたので、答えさせていただきました。ずらっとのせておこうと思います。
“人間は何かが起きた後からでしか改善策を探すことができないのでしょうか?予防や予測もできないこの世の中が悲しくなります。”
たとえば災害や事故などがその典型かと思いますが。
“何かが起きた後からでしか改善策を探すことができない”、これは、どうしてもそうなるかと思います。歴史はそうやって積み重ねられ、人はそうして学んできたのだと思います。
その歴史の先端に我々がいて、これからもそれはずっと続いていく。悲しいですが、“悲しいからこそ”、学ぼうとする、学ぶことができるのだと思います。
そうやって歴史は、現代の我々にまで引き継がれているんじゃないでしょうか。
また、見方を少し変えてみるのですが。
予防や予測ができないのは、悲しいことばかりではなく、嬉しいこともそうだろう思います。事前にわかっていたら、ほとんどのことって、うれしくないです。予想ができないから、うれしいと思える。笑いも起こる。
どうすることもできない悲しみがあると同時に、たとえば人が産まれるなどの、言葉にできない喜びも存在している。
世の中には正負、両側面あるので、悲しみばかりではないのは、ご承知かと思います。
「正もあれば負もある、負もあれば正もある」、あるいは、「正があるから負がある、負があるから正がある」というふうに、偏らず、バランスや関係性でもって、一つの或る事象を捉えていこうと、ボクとそう考えています。
◆ ◆ ◆
“気になる人はいますが、その人が本当に好きなのかがわかりません。生きていきてずっとわかりません。その人が近づいたら嬉しいはずが、逆に遠ざけてしまうような瞬間がありつらいです。どう克服したらいいですか? ”
自分の気持ちは自分ではわからない、ということがあるので、「自分のことをよく知っている人」、たとえば信頼のおける友人などに聞いてみるのはどうでしょうか。
客観的に観察ができるぶん、友達(他者)のほうが自分(私)のことをよく知っていることがあります。動揺し、不安定なときほど、盲目の状態ですので、他人のアドバイスは貴重です。
シンプルですが、「友人に相談する、話を聞いてもらう」、これだけで全然進んでいなかったことが、すんなり動き始めることは往々にあります。
また、ここまでは“自分”の気持ちについてですが、“相手”の気持ちはどうであるか。というのも、“相手”の気持ちによって、“自分”の気持ちは変化するものだからです(むしろそれによって決定づけられることもあって)。なので、相手はどう思っているか、これも並行して考えてみるといいかもしれません。
“逆に遠ざけてしまうような瞬間があってつらい”――これは本当につらいだろうな、と思います。それを克服できる人間なんていないと思います。
ただ、本当につらい、どうすることもできないくらいつらい(しんどい)ならば、その人間関係はそもそもうまくいってないのかもしれません。
「つらいけど、嬉しい」「嬉しいけど、つらい」。このとき、嬉しいが勝つならば(または、相手への信頼が勝るならば)、その人間関係は維持すべき、というか、自然と続いていくと思います。
つらさ/しんどさが大きいなら、それは合っていない、自然と離れていく関係だと思います。ですので、今現在は気持ちも関係性も不安定かもしれませんが、その状態が永久に続くことはなくて、どこかしら、最後には自然な結果に落ち着くと思います。深刻に考え過ぎないほうがいいと思います。
◆ ◆ ◆
“恨みや憎しみは、どうしたら終わりますか。”
非常に大きなテーマで、まったく答えられる自信がないのですが…。
“いじめはなくならない”というのと似ていて、恨み憎しみは、人が生きる限り終わらない、なくならないような気がします。
が、とはいっても、自分の意識次第で、変えていける部分もあるんじゃないか。
「恨みや憎しみは、どうしたら終わりますか?」と問うたとき、「では、自分に恨みや憎しみはないのか?」と自身にも問うてみる。そうすると、みえてくる展望があって。
人間を総体的にみると、恨みや憎しみをなくすなんて、私個人にはできそうもない。けれど、個人のレベル、自分の範囲内なら(あくまで“自分の範囲内”ならば)、いくらか関われるんではないかと。手の届かないところはどうすることもできませんが。
恨みや憎しみといった、壮大なテーマを考えるときは、それを人類に問うのではなく、まずは自分自身(身近なところ)にその問を落としこんでみると、解決方法というか、展望がみえてくるような気がします。
◆ ◆ ◆
ということで、以上です。
毎度えらそうにこたえてすみませんが…。何もしないよりかはマシかな、と思います。
最近、ask.fmへの質問が多く、とてもうれしいです。
ではまた。@ryotaismでした。
何か質問ある方は質問ください。
完全匿名ですし、誹謗中傷でも、何でもかまいません。
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