インターネットで流れてくる情報量って膨大ですよね。

あふれんばかり、というか、いや、もう完全にあふれてしまって、水びたし状態。

情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報、情報……

情報が多すぎて、おぼれてしまいそうです。

情報のかしこい“取捨選択”なんて、こんだけ大量だとできませんよ。人間には無理だと思いますよ。そんな達人いないと思う。

でも、有益な情報もネットにはありますから。また、いまさら完全にネット情報をシャットダウンして生活するのって、ムズいですよ。

もう、付き合っていくしかないんですね。ネットの情報とうまく付き合っていくしかない。持病みたいなもんです。

にしてもあれですよ、ネットの情報って、“足を引っ張ること”のほうが多くないですか。“自信を無くさせる”情報が多い。

『そんなのはてめぇの芯がしっかりしてねぇからだ!ちゃんとしてるやつはそんなんじゃ動じない!』なんて云うかもしれませんが、いやもう、それ通じないですよ。毎日毎日、洪水のように情報が流れてきたら、そりゃ影響受けますって。そんな鉄人いないって。

話戻しますけど、インターネットは背中を押すことより足を引っ張ることのほうが多い。それは、某掲示板みたいに、誹謗中傷が多いから落ち込む、ということじゃなくて。「人間の心の闇」が潜んでいるから、じゃなくて。

自分の自信を無くさせる、足を引っ張る情報って、なにか。

それはみんなのアピールです。多くの人がネット上で自分をアピールをしている、「光」のようなもの。「人間の心の闇」とは逆、「人間の心の明るさ」こそがツライんですね。イヤになるんですね。その活発なエネルギーにヤラれてしまう。

意外と闇には飲まれないもので。自分を飲みこむのは、実は人の明るさ、光です。

で、そんな人のアピールを、光を、ネットで日々浴び続けてしまうと、頭を抱える回数も増えてくる。

自分がやろうとしていることを、すでに別の人がやっていたり。自分よりもすごい人を発見したり。他人と自分を比較したり。その人のアピールに自分が飲まれてしまったり。「なんだ、自分ってたいしたことないな」と思ったり。先に高いレベルを知ってしまって、今から始めても追いつけないと思って辞めてしまったり。

で、徐々に自分の自信が削られていく。消耗していく。足を引っ張られるというか、辞めてしまうんですね。当初はあれだけ自信があったのに。

逆に、“背中を押してくれる情報”もまた、ネットにはあります。でも、久しくそんなプラスエネルギーをもった情報と出会っていない。それはもう、仕方がないことで。

自分に自信をくれるような都合のいい情報よりも、相手の自信を失わせるような情報が多い、これ仕方ないです。社会って弱肉強食で、なんとか生き残りたいわけで。自然と、足を引っ張る情報のほうが多くなる。

◆ ◆ ◆

ネット上での自己アピール。「他人と自分との違いを感じたい」という思い。で、読み手はその思いを真に受けちゃって、飲まれちゃう。ネット上でアピールする人たちに、突き返されてしまう。

情報にヤラれてしまうのですが、いったいどうしたもんでしょうか。

スマホを捨てるか、ネットを解約するか、いや、そんなの現実的じゃないしなぁ。目をつむっても、耳をふさいでも、いつまでもそうしてはいられないから。どこかで情報の呼吸をしないといけない。

それは食事みたいなもので。ずっと食べないでいる、なんてできない。情報に対して現状できることって、「食べ過ぎると太るよね」「栄養バランスも考えないといけないよね」っていう、「食事に気をつけよう」というような心がけでしょう。

インターネットは背中を押すことより足を引っ張ることのほうが多い、そういう自衛の意識はあったほうがいい。逆に、胸を押されて突き返されてしまう。諸刃の要素。そんなにいいもんじゃない、と最近つくづく思った。@ryotaism