禁煙|タバコを辞めて1年、今、思うこと。
先月、タバコをやめて1年がたちました。
1日1箱、約10年間、吸っておりました。
このさきもずっと、禁煙し続けられるかどうかはわかりませんが、
タバコをやめて1年、「今、何を思うか」、少し書いてみます。
「どうやって辞めたの?」と頻繁に聞かれるけど……
喫煙者から頻繁に聞かれます。
「一体、どうやって辞めたんですか?」
僕はガムや飴やグミを食べまくって辞めましたが、大事なのは方法よりも、やはりメンタルなんじゃないかなぁと思います。
以前、ツイートしました。
11月。禁煙して一年が経過。 「吸いたくならないんですか?」とよく聞かれるのだが、めちゃめちゃ吸いたいです。吸いたい衝動は多分一生消えないと思う。 持論ですが、禁煙とは、【吸いたい衝動を我慢することに「慣れること」】だと思う。
— 福森 (@ryotaism) 2015, 11月 2
「損をしてもいいから煙草を吸いたい」という気持ちで煙草を吸ってきた。が、やがて僕は、「損をしてもいいから煙草を辞めたい」という気持ちに切り替わっていった。 煙草は、続けても損、辞めても損。どっちの損をとるか、ということ。
— 福森 (@ryotaism) 2015, 11月 2
タバコ辞めて1年経つけど、いまだに吸いたいですよ。
『ぜんぜん吸いたくない状態』を期待してはいけないと思います。また、禁煙することは、『得るものもたくさんあるけど、失うものもある』。
そういう気持ちでいたほうがいいと思います。
酒飲みながらタバコを吸う快楽、いまだに覚えていますし、それを失ったという感覚はあります。でも、タバコやめるって、そういうことなんでしょう。
続けても損、辞めても損。どっちの損をとるか、ということ。
30代のおっさんがタバコを吸っていること
20代のときは、タバコを吸っててもサマになった。
まだ年齢的に若いのに、自分の寿命を短くする行為がカッコ良いと思ってた。
健康に良くないことをする――喫煙は、“不良”行為のひとつだった。
でも、30歳を越えると、事情が変わってくる。
タバコなんて吸わなくても、勝手に不健康なところが出てくる。体力がないことを痛感するし、肌も頭皮も弱ってくる。
健康に良くない、“不良”行為なんてしなくても、30歳をこえれば、どこかしら体調不良がでてきます。
さらに。
20代でタバコを吸ってるのって、かっこいい。と、今もそう思います。
「若くて新鮮な体を、自らタバコによって傷つけること」、僕は、それって、ある種、かっこいいと思っています。
しかし、30歳をこえて、老いた肉体でタバコを吸っても、おっさんがタバコを吸っているだけです。かっこよくもなんともない。
“おっさんがタバコを吸っている”
そのような自分。
人それぞれだろうけど、僕はどうも、そのような自分を引き受けることはできない。かっこいい、とは思わない。
世の中の全体の流れとして、喫煙者は減ってきているんだよ
中年の喫煙者は、感じていることでしょう。
最近の若者は、タバコを吸わない。
もちろん、みながみなそうではないけど、世の中全体の流れとして、タバコを吸う人は減ってきています。
僕は、その潮流にのっかりたい。
『時代遅れのカッコよさ』よりも、『時代に合わせるダサさ』。
いや、いいじゃないですか。ダサくても。
みんながタバコを辞めるから、自分も辞める。
最近の若者はタバコを吸わないようだし、自分も辞める。
“時代に合わせる”――それは一見ダサいようだけど、僕は別にダサくてもいいです。まわりにあわせて、僕もタバコを辞めます。時代がそうであるなら、僕は時代にあわせます。
ダサくてもけっこうです。
値段は上がることはあっても、下がることはない
お金の話ですが。
税金ですね。
タバコって、この先、値段は上がることはあっても、下がることはない。
これは、ほぼ決定事項です。
じゃあ、できるだけ早いタイミングで辞めたほうが得だろう。
どうせいつか辞めるなら、いま辞めたほうが得。タイミングは早いほうがいいだろう。
と、僕は思いました。
(ちなみに僕はタバコをやめ、お金をためて、東南アジアに3ヶ月間旅行にいきました)
もうじゅうぶん吸ったでしょ、飽きたでしょ?
いまだに僕はタバコを吸いたくなるときがあります。
そのときに、自分に問いかけます。
「もうじゅうぶんにタバコを吸っただろ? てか、さすがにもう飽きているはずだろ」
どういうことか。
1日1箱(20本)、10年間ですから、つまり、
20本 ✕ 365日 ✕ 10年 = 73000本!!
いやいや、飽きろ!さすがに飽きろよ俺!!
と、思うんですね……。
もうじゅうぶん吸っただろ、って。
7万3千本吸って、それでもまだ吸いたいって、さすがに我慢しようって。
そう考えると、ストレスなく我慢できるようなりました。
最後に
タバコを辞めて1年、思うことを書いてみました。
『タバコをやめてよかったですか?』と聞かれれば、答えに窮する。
「禁煙とは、目にはみえないところ、自覚できないところ、水面下で、確実に何かが変わること」
目に見えるような絶大な効果を禁煙にもとめるのは、よくないと思います。
しかし、少しずつ、自分の気づかないところで、何かが変わっている。
それが禁煙だと思います。
だれかの参考になれば。では。@ryotaismでした。
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