先月、タバコをやめて1年がたちました。


1日1箱約10年間、吸っておりました。

このさきもずっと、禁煙し続けられるかどうかはわかりませんが、

タバコをやめて1年、「今、何を思うか」、少し書いてみます。


「どうやって辞めたの?」と頻繁に聞かれるけど……


喫煙者から頻繁に聞かれます。

「一体、どうやって辞めたんですか?」

僕はガムや飴やグミを食べまくって辞めましたが、大事なのは方法よりも、やはりメンタルなんじゃないかなぁと思います。

以前、ツイートしました。


タバコ辞めて1年経つけど、いまだに吸いたいですよ。

『ぜんぜん吸いたくない状態』を期待してはいけないと思います。また、禁煙することは、『得るものもたくさんあるけど、失うものもある』

そういう気持ちでいたほうがいいと思います。

酒飲みながらタバコを吸う快楽、いまだに覚えていますし、それを失ったという感覚はあります。でも、タバコやめるって、そういうことなんでしょう。

続けても損、辞めても損。どっちの損をとるか、ということ。


30代のおっさんがタバコを吸っていること


20代のときは、タバコを吸っててもサマになった。

まだ年齢的に若いのに、自分の寿命を短くする行為がカッコ良いと思ってた。

健康に良くないことをする――喫煙は、“不良”行為のひとつだった。


でも、30歳を越えると、事情が変わってくる。

タバコなんて吸わなくても、勝手に不健康なところが出てくる。体力がないことを痛感するし、肌も頭皮も弱ってくる。

健康に良くない、“不良”行為なんてしなくても、30歳をこえれば、どこかしら体調不良がでてきます。

さらに。

20代でタバコを吸ってるのって、かっこいい。と、今もそう思います。

「若くて新鮮な体を、自らタバコによって傷つけること」、僕は、それって、ある種、かっこいいと思っています。

しかし、30歳をこえて、老いた肉体でタバコを吸っても、おっさんがタバコを吸っているだけです。かっこよくもなんともない。

“おっさんがタバコを吸っている”


そのような自分。

人それぞれだろうけど、僕はどうも、そのような自分を引き受けることはできない。かっこいい、とは思わない。


世の中の全体の流れとして、喫煙者は減ってきているんだよ


中年の喫煙者は、感じていることでしょう。

最近の若者は、タバコを吸わない。

もちろん、みながみなそうではないけど、世の中全体の流れとして、タバコを吸う人は減ってきています。

僕は、その潮流にのっかりたい。

『時代遅れのカッコよさ』よりも、『時代に合わせるダサさ』。


いや、いいじゃないですか。ダサくても。

みんながタバコを辞めるから、自分も辞める。

最近の若者はタバコを吸わないようだし、自分も辞める。

“時代に合わせる”――それは一見ダサいようだけど、僕は別にダサくてもいいです。まわりにあわせて、僕もタバコを辞めます。時代がそうであるなら、僕は時代にあわせます。

ダサくてもけっこうです。


値段は上がることはあっても、下がることはない


お金の話ですが。

税金ですね。

タバコって、この先、値段は上がることはあっても、下がることはない。

これは、ほぼ決定事項です。

じゃあ、できるだけ早いタイミングで辞めたほうが得だろう。

どうせいつか辞めるなら、いま辞めたほうが得。タイミングは早いほうがいいだろう。


と、僕は思いました。

(ちなみに僕はタバコをやめ、お金をためて、東南アジアに3ヶ月間旅行にいきました)


もうじゅうぶん吸ったでしょ、飽きたでしょ?


いまだに僕はタバコを吸いたくなるときがあります。

そのときに、自分に問いかけます。

「もうじゅうぶんにタバコを吸っただろ? てか、さすがにもう飽きているはずだろ」

どういうことか。

1日1箱(20本)、10年間ですから、つまり、

20本 ✕ 365日 ✕ 10年 = 73000本!!

いやいや、飽きろ!さすがに飽きろよ俺!!


と、思うんですね……。

もうじゅうぶん吸っただろ、って。

7万3千本吸って、それでもまだ吸いたいって、さすがに我慢しようって。

そう考えると、ストレスなく我慢できるようなりました。


最後に


タバコを辞めて1年、思うことを書いてみました。

『タバコをやめてよかったですか?』と聞かれれば、答えに窮する。

「禁煙とは、目にはみえないところ、自覚できないところ、水面下で、確実に何かが変わること」

目に見えるような絶大な効果を禁煙にもとめるのは、よくないと思います。

しかし、少しずつ、自分の気づかないところで、何かが変わっている。

それが禁煙だと思います。

だれかの参考になれば。では。@ryotaismでした。

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