底からが人生だと思う。

“人生のどん底”、なんてのは、そうそうめったにないけど、

“何をやってもうまくいかない”、ということは、けっこうある。

うまくいかないことが続くと、どうしたって精神的に落ち込んでしまう。

あがいても、もがいても、良い方向に進まないし、改善策も見当たらない。

「『うまくいかない』のは偶然ではなくて、私がダメなやつだから『うまくいかない』のかもしれない」

徐々に、自分に自信がなくなってくる。

自分に自信がなくなると、ともなって、自分の将来にも自信がなくなる。

将来に希望が見いだせない。自分の明日に、期待ができない。

僕にはそういったときがあって、挙句、人から嘲笑われているような錯覚さえも起こって、なにやら、“人生のどん底”といった様相を呈する。

『底からが人生だ』と言う。

もはやそういった言葉にしがみつくしかない。

そこからが人生、底からが人生。

と言って、自分で自分を励ます。

助けてくれる人、相談にのってくれる人が、まわりいればいいけど、いないときは、自分で自分を励ますしかない。

というか、これまで、そんな仲間がまわりにいただろうか。いつも、独りであることが多かったんじゃないだろうか。

そんなときに、今までいったいどうやって立ち上がってきたのだろうか。

自分で自分を励ますことで、“←イマココ”まできたんじゃないか。

『底からが人生だ』と言う。

もはやそういった言葉にしがみつくしかない。

そこからが人生、底からが人生だ。

@ryotaism